「実は…解決しようとするから、解決しない」

  人はなぜ悩みを話すと思いますか?

そもそも、なぜカウンセリングを受けようとするんだろう。

そんな疑問、持ったことありませんか?

僕はあります。 話したってしょうがないのに、

とか、 話してどうするの?とか、

そんなことをよく考えていました。

 

それは、聞く力のすごさを実感して、学ぶまでの話です。

僕は、カウンセリングを学んでいて、

こんなことを学んだんです。

 

「目の前のクライアントは、問題を乗り越えようとしてきている」

 

え?あたり前でしょう、そんなこと。

そう思いますか? そう思った、あなたは素晴らしいです。

僕は当時そんなこと考えたこともなかったです。

じゃ~何を考えていたのかというと、

それは、、、

「自分がクライアントをどうにかして、良くしてあげよう!良くしなくちゃ!」

という事を考えていました。

 

だから、”自分が”なんとかしなくちゃいけない!

という気持ちだったということです。

 

これはですね、つまり、、、 クライアントは、

”自分が”何とかしなくちゃいけない存在で、

自分の助けが必要で、

助けなくちゃいけない人だということを意味しているんです。

つまり、僕がいないとダメ。ということです。

 

ただ、本当にそうですか? 本当にその人は、

あなたがいないと、あなたが助けなくちゃいけないんですか?

あなたがいなくてもその人は生きていけます。

人間、そんなに弱くありません。

 

ただ、一時的に力が落ちていて、

苦しみ、悲しみに暮れるときがあります。

そんな時に、その苦しみや悲しみに耐えかねて、あなたに相談するんです。

それは、その人自身がその気持ちを乗り越えたいからです。

つまり、解決したいんです。 その意志があるんです。

 

だから、その意志に焦点を当てるんです。

解決してやろうじゃなくて、解決したいという気持ちに、

何をそんな乗り越えたくて、苦しんでいるのか、

悲しんでいるのかを聞くんです。 そして、一緒に乗り越えていくんです。

ついつい、自分が何とかしてやろうと思うと、

その人の事を否定したり、やり方が間違っているとか、

自分なりの解決策を提案したりしがちですけど、

その前に、その解決したいという気持ちを聞いて、

それの気持ちに寄り添う事が大切。

 

シンプルだけど、実践するのはなかなかにして難しい。

ぼくもまだ、解決してやろう!と鼻息を荒くしてしまうこともあります。

そういう場合は、大体失敗します(汗

解決してやろうじゃなくて、

一緒に乗り越えていく姿勢が大切だと、そうつくづく思うのです。