聞く力を育むには、同じレベルで聞かないこと。

2016-03-01

我々の直面する重要な問題は、

その問題を作ったときと同じ考えのレベルで解決することはできない。

by アインシュタイン

 

これはアインシュタインの名言ですが、

これは、人の悩みにも同じことがいえる部分があります。

 

以前の記事で書いた、ニューロ・ロジカルレベル(右図)が

今回もそのカギを握っていますので、その説明からしますね。

 

さて、人が悩む時は、多くは環境や行動レベルで悩むわけです。

 

環境というと、

職場が残業が多くてとか、過程では喧嘩がたえなくて、

人の目が気になるなどです。

 

行動でいうと、

あの人に好きっていいたいけど言えない、

会社を辞めるという行動をしたいけど、できない。

上司に、自分の意見をいいたいけど、聞いてもらえなそうだから言えない。

電車にのれないなどです。

 

すると、相手が話をする時も、

相手は、環境か、行動レベルで話をしてきますから、

僕たちも話を聞く時に、同じレベルで話を聞くわけです。

 

そっか、そういう環境が悪いんだね。

そりゃ、環境のせいだもの仕方ないよ。

 

そっか、そういう行動ができないだね。

その行動をするためにどうしたらいいかな?

 

といって一緒に考えたり、その行動や環境をどうにかしようと、

僕たちは多くの場合話を聞きますね。

 

でも、ここでストップです。

 

相手と同じレベルで自分も考えていたら解決できない。

 

相手と同じように考えて、その環境が悪い、その行動が悪い、

と一生懸命聞いて、考えているようではなかなか悩みは解決できません。

 

それはなぜかというと、相手はその環境や行動が悪いというレベルで、

ずっと悩んできたわけですから、おなじ環境と行動レベルで考えても、

答えはなかなかでないのです。

 

つまりは、こういうことです。

相手と同じレベルで話をずっと聞き続けていくと、

結局相手と同じ思考の中でとまってしまうということです。

 

相手と同じ思考の中で考えている限りは答えはでません。

なぜなら、相手はその同じ思考で答えを出そうとして出なかったからです。

 

そこで、大切なことがあります。

それは、アイシュタインがいうように、同じ考えのレベルで考えなければいいのです。

 

悩みから抜けていくヒントは、レベルを上げて話を聞くこと。

 

どういうことかというと、それを説明する為に、         

また右図のニューロ・ロジカルレベルの登場です。

 

環境、行動で悩んでいた場合に、

そのレベルを上げるという事は、

ここでいうと、能力や信念・価値観、自己認識レベルに

話の次元をあげて聞くということを意味しています。

 

では、どうやって行くのか?という所ですね。

 

例えば、

仕事の環境で、毎日毎日残業が多くて嫌だ。

仕事をやめようかと悩んでいる。

仕事も効率よくやっているが、

やればやるほど、仕事も増えて来て…。

 

なんて方がいたとしましょう。

環境は、毎日残業が続く。

行動は、仕事を効率よくやっている。辞める行動をとるか迷っている。

 

例えばこういった場合に、

そうだよね。毎日残業が多くて大変だよね。

何時ぐらいに帰っているの?(環境)

誰か手伝ってくれる人はいないの?(環境)

他の人は何時くらいに帰っているの?(環境)

 

効率よくやっているっていうけど、他に残業減らせる手段はない?(行動)

残業減らしてって、上司にいったりできないの?(行動)

そんなに仕事を処理していたら、疲れちゃうよね。(行動に言葉がけ)

 

という事が多くの場合、考えられるのじゃないかと思います。

そして、たいていの場合、こう質問に対する相手の答えは、

「聞いてくれよ23時までだよ毎日!」

「そりゃかけあったさ上司に、でもあの人聞いてくれないんだよ。」

「なんで俺だけ、こんな仕事任されるんだよ。」

 

となって、そっかやっぱり辛いよねそれ、

やっぱり大変だね。よくやってるよね。

 

仕事って、そんなこといってもさ、なかなかやめれないよね。

大変だよねって。

そんなふうに終わってしまうケースが多いと思います。

 

なぜそうなってしまうというと、

聞いているレベルが相手と同じレベルで聞いているからですね。

 

そこで、レベルを上げて聞くのです。

 

「そっか辞めたいのか。その仕事でどんなことがところで身に付いた?」(能力)

「仕事辞めたいってことだけれど、辞めないのは何か思いどどまっている理由があるの?」(価値観)

「残業残業でいやだっていうけれど、どんなことを大切にして仕事していきたいの?」(価値観)

「大変だけどやってきたじゃない。それはその仕事を通じて、どんな自分になっていきたかったの?」(自己認識)

 

このように、能力・信念/価値観・自己認識レベルにアプローチもできます。

そうすることで、相手は行動や環境からいったん離れて、

自分というものを考えたり(自己認識)、

何を大切にしていきたいのかを考えたり(価値観)、

するようになるのです。

 

環境や行動レベルから、あたまが離れる瞬間が訪れるということです。

そにより、新たな発見が起きたりするのです。

 

 

レベルを上げるだけではなく、下げる事も時に大切。

 

例えば、先の例で、

「残業残業でいやだっていうけれど、どんなことを大切にして仕事していきたいの?」(価値観)

という質問をして、

「プライベートの時間を大切にしたいんだよね。例えば彼女との時間とか。」

 

という答えがが返ってきたとします。

つまり、自分の時間と

彼女との一緒の時間を大切にしたいという価値観が出てきたという事です。

 

その時に、今度はその価値観を環境や行動に落としていくのです。

 

「彼女との時間を大切にするって大切だよね。

それで、どんな時間を過ごしたいの?」(環境)

「プライベートの時間を大切にしているなって、

具体的にどんな時に分かると思う?」(環境)

 

「プラベートの時間を大切にしている時って、

どんな行動していると思う?」(行動)

「もし、彼女との時間を大切にできたらさ、

どんなことを一緒にしたいの?」(行動)

 

このように、価値観を行動や環境に落とし込むと、

その価値観がより具体的なものになってきて、

自分の気持ちにより気づきやすくなります。

 

価値感や自己認識というものは曖昧なものです。

その為、レベルを落として具体的にしていくことで、

よりその姿が形作られ明確になっていくのです。

 

明確になっていくと、自分が進むべき道や

進んでいきたい方向性がはっきりとして来るのです。

 

 

まとめ

 

相手と同じレベルで話をずっと聞き続けていくと、

結局相手と同じ思考の中でとまってしまうという話をしました。

 

その為に、同じレベルで話を聞かずに、レベルを上げて話をする

これが大切ですよとお話をしました。

 

それで、レベルをあげるということは、

ニューロ・ロジカルレベルのレベルをあげるということです。

 

そうすることで、相手と同じ思考の中から飛び出て、

気づきを生むケースがあるんですね。

 

また、レベルをあげるだけじゃなくて、下げる事も大切です。

 

価値感や自己認識というものは曖昧な為に、

レベルを落として具体的にしていくことで、

よりその姿が形作られ明確になっていく。

 

明確になっていくと、自分が進むべき道や

進んでいきたい方向性がはっきりとして来るのです。

 

さて、ちょっと長くなりましたが、

今度話を聞く時に、ニューロ・ロジカルレベルを意識して

レベルを上げたり、時に下げたりしながら話を聞いてみてくださいね。

 

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