話を聞く前に、一番最初にやるべきことがある。

2016-02-11

話を聞く時に、一番最初にやることは何だと思いますか?

質問をすること?

挨拶をするとこと?

笑顔で迎えること?

どれも、大事ですね!

でも、その前にやることがあります。

それは、何だと思いますか?

 

話し始める前から、話し始めるまでの相手の表情や行動・姿勢を見て、
いかに話始めるのかを見て聞くことです。

 

これが、話を聞く時に、一番最初にやるべき大切なことです。

これは、何でだと思いますか?

実は、話始める前が一番無防備なんです。

「これから何を話そうかな?」 「どんな人が来るんだろう?」
そんなことを考えながら来るわけです。

 

無防備というと語弊がありますけど、一番その人らしさが出ている時ですね。

まさか、話始める前のドアの開け方や、最初の表情や、

最初の声のトーン、 座り方、話始め方などを

見ているなんてむこうは思ってもみないので、いつも通りの自分が出やすいのですね。

そこをしっかりと見ておくわけですね。

その人の人となりを見るために。

 

僕はカウンセリングの先生から、こんなことを教わりました。

「入ってきて、話始めるまでが大事と言いますが、

どこまで見ればいいんですか?そして、それでどこまでわかるもの何ですか?」

すると、その先生はこういいました。

 

最初の2分間がカウンセリングでは、とても大切なんです。

相手が入ってきた瞬間から、座るまでの間に、その人の特性がわかります。

 

「そして、話始める時点で、大体どのような内容を話すのかを推測できます。」

そんなことを言われて、「本当にそんなことできるの?」 って、もちろん思いました。

で、実際にトレーニングが始まっていくわけです。

どんなことをすると思いますか?

いっておきますが、すっごい地味ですよ!(笑)

 

カウンセラー役と、クライアント役に別れます。

クライアント役は予め相談内容を決めておきます。

もちろんカウンセラー役は知りません。

で、相談内容を決めたら、カウンセリングルームに入って、椅子に座り、

「今日はどうされましたか?」という一言をカウンセラーが言い、

クライアント役は、「実は・・・」で、止める。

実はの先は言いません。

 

それで、どういう話をこれから話すのか、

そしてそのクライアントの特性は何かを推測するのです。

それをどこで、判断したのかを言いながらですね。

例えば、話初めの表情や、入ってきた時の肩の落ち具合から、

良くない話だろう、 そして、実はを言う前に、

一度話づらそうに溜めがあったことなどから、 本人にとって言いづらい話で、

心身ともがっかりするような話だろう といった具合にです。

 

それまでは、話す前の相手の表情や、行動なんて見てもいなかったので、

それを学んで、この地味なトレーニングをしてみて驚きました。

何が驚いたかって、この時間の中にもすっごい大切なことが含まれていたことに。

相手が話を始める前から、話を聞く行為は始まっているんですね。

驚くことに。

 

これが、何を意味するかというと

話す内容以外にも多くのメッセージを悩んでいる人は発しているという事です。

このことを学んで、それを自分がずっと見逃していたことに落胆したのは内緒です。(苦笑)

 

そして、できればそういうメッセージを受け取れるようになりたいですよね。

そこで、話始める前の観察ポイントです。

・友人だったら、会った時の声のトーン、表情、姿勢、物理的距離感etc、

いつもの友人との”違い”を見る。

・そして、話始める直前の表情、姿勢、手の動き、声のトーン、話始めるまでの時間を見る。

観察のポイントは、基準とのズレです。

基準となるのは、相手のいつもの状態です。

そのいつもの状態から、プラスに変化があるのか、マイナスに変化があるのかを見るのです。

 

このポイントに気をつけて、話始める前の目の前のその人を見てみてくださいね。

聞くという事は、話し始める前から始まっているんですから。


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