「なぜ?」と聞いてはいけない。

  よくそんなことを言われませんか?

コミュニケーションを学んでいると、

たまにこんなことを言われることがあります。

それこそ、なぜか?と言われると、

「なぜ?」というと、言われた側が責められている気がするから。

だから言わないようにしましょうと学ぶんです。

 

「ねぇ、なぜそんなことをしたの?」なんて聞かれると、

そんなこといったってしょうがないじゃん。

そんなにふうに言わなくてもいいじゃない!

なんて気持ちも出てきますよね。

だから、なぜと言うのはやめましょうと、そう教わるんです。

 

ただ、これは「なぜ?」を言ってはいけない理由の一つにすぎません。

最大の理由は、「なぜ?」と聞くと、何が返ってくるかわからないからです。

だから、なぜというのはあまりいい質問ではないんです。

 

例えば、ついついカーッとなって怒って

Aさんに当たってしまったBさんに対して

「なぜそんなことしたの?」というと、

パターン…Ⅰ(価値観が出てくる。価値観=目上の人は敬うべきだ)

・「なぜって、そりゃお前Aが、あんなものの言い方をするからだろう!」

 「目上の人に対してあんな言い方はないだろう!

パターン…Ⅱ(責められている気分になる。)

・「なぜって、おれが悪いのか!?」

パターン…Ⅲ(言い訳がでてくる)

・「だって、ついついイライラしてて、しょうがないじゃない。あんな状況だったんだから。」

パターン…Ⅳ(この人わかってないと考えて黙る

・「………(黙る)」 このように、なぜと聞くと、

何を聞かれているのかが受け手側によって変わるので

どんな返答が返ってくるのかわからないのです。

 

それこそ、どんなパターンの返しがくるのかわからない。

だから、なぜって聞いてはいけないんです。

正確に言うと、

なぜって聞くと聞きたいことが返ってこない事があって

尚且つ、相手が責められている気分にもなってしまう”可能性”があるから、

「なぜ?」という質問をするのがもったいないんです。

あなたが意図した答えが返ってこないばかりか、

怒らせてしまう可能性もあるからです。

 

これがなぜという質問をしてはいけない理由です。

このため、なぜそんなことをしたの?

ってカウンセリングではあまり聞きません。

事実や状況を聞きたかったら、

「どのような事が起きたんですか?」と聞きます。

”カァーっとなった”理由を聞きたければ、

「大変だったね!何が理由があったんでしょう?」

って直接理由を聞きます。

 

このように聞いた方が、

自分が聞きたい情報を聞く事ができるんです。

その時のポイントとなるのが

”何が自分が聞きたいのか!?”

これを意識することです。

 

自分が何を聞きたくて、

「なぜ?」という質問をするのか、

それによって、なぜと質問するよりももっといい質問があることに

気づくこともできるわけです。